World > Latin America > Caribe > Dominica Rep. | ||||||||||||||||
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Artist | ||||||||||||||||
WILFRIDO VARGAS |
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Title | ||||||||||||||||
SERIE PLATINO |
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Review |
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ウィルフリードのベスト・アルバムは腐るほどあって、重複も多いためとても全部買う気にはならないが、本盤は持っていないのが5曲ほど収録されていたので試しに買ってみたらこれが大当たり。 コロンビアのカリスト・オチョーアをカヴァーした大ヒット曲'EL AFRICANO'をはじめ、'EL BARBARAZO'、'ABUSADORA'、'EL HOMBRE DIVERTIDO'、'WILFRIDO DAME UN CONSEJO'など、80年代全盛期の名演の数々をすべて別ヴァージョンで収録。クラシック系の合唱隊が突如乱入してきて笑えた'SAN ANTONIO'も、まったくちがうアレンジで仕立てられている。 音がずいぶんとクリアだから、新録ニュー・ヴァージョンだと思うが、'VOLVERE'でのあの耳をつんざくようなカン高い声は、80年代を支えたルビー・ペレスのようにも聞こえるのだが‥‥。 本盤ではじめて聴いた5曲、'EL AFRICANO'を作曲したコロンビアのアコーディオン奏者カリスト・オチョーアの作品'ESO YA VIENE POR AHI'、アカペラにはじまる変化に富んだ'LAS AVISPAS'、ロス・ベトゥイーノス時代からの盟友でウィルフリードのアルバムで数多くのアレンジを手がけているソニー・オバージェの作品'EL SEMAFORO'、飛び跳ねるようなタンボーラが楽しい'ASI ASI'、コーラス隊が大活躍のメドレー'ESTE MERENGUE SE QUEDA CON NOSOTROS'、いずれも悪くない。 90年代の曲も数曲含まれているが、ちがいは一目瞭然。80年代のウィルフリードがいかにブッ飛んでいたか、いまさらながらに思い知らされた。 全体にオリジナルよりもさらにテンポ・アップし、音の抜けがよくなっているぶん、スマートでライトになった印象を受けるのだがすばらしいことには変わりない。本盤のオリジナル・ヴァージョンを多く収める"LOS ANOS DORADOS"と聴きくらべてみるとおもしろさは倍増。 |
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(11.30.01) |
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